【出発前夜】じょんならんことない エーゲ海への挑戦ァ


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【出発前夜】じょんならんことない エーゲ海への挑戦

 

しゃらく 小倉譲

 

2月5日にエーゲ海に行きたい。

そんな問合せがあってから7ヶ月。

いよいよ出発の前夜。

 

添乗する私と同行する看護師は、出発の前日にお客様の元へ。

最高すぎる笑顔で迎えてくれた。

 

しゃらく 小倉譲

 

楽しみで楽しみで、仕方がないのだろう。

その気持ちが十分すぎるほど伝わる一方で、

私の心は不安と緊張の一色。

 

準備してきていたモノを確認し荷造り。

13泊14日だけに、荷物の量は半端なく多い。

特に、ミスが許されないのは、

経管栄養の栄養剤と薬。

 

しゃらく 小倉譲 旅の準備

 

なんどもなんども数えては確認する作業を行う。

 

もし、経管栄養の栄養剤がなければ、お客様は食事が出来ない。

もし、薬を失えば、お客様の健康管理が出来なくなる。

もし、ロストバゲージ… となれば、命に関わる。

 

お客様+私+看護師の3人の鞄に栄養剤と薬を分けて入れる。

もし、一つが紛失しても、しばらくは耐えれる体制にするために。

 

準備には、数時間かかった。

特に、旅行日数分のパットがかさばりトラベルバックはすぐにいっぱいに。

何とか詰め込み、お客様が育った町へと足を運ぶ。

 

撮影 しゃらく 小倉譲

 

田舎町。

カーナビを設定しても、

グーグルマップに住所を入れても導いてくれない。

農作業中の一輪車を押すおばあちゃんに、○○さんのお宅は?

っと聞くと十分すぎる親切な対応をして頂けた。

 

向こう三軒両隣とはよく言うが、ここは町全体が両隣。

隣の家の名前も知らない私にとっては新鮮な環境。

 

本来、長旅の前は、身も心もリセットして臨みたいモノ。

ゆっくりご飯を食べ、

ゆっくりお風呂に入り、

ゆっくり寝る。

それが添乗業務の上で大切な心構え。

もし、旅の途中で私や看護師が倒れてしまうと、

お客様は何もできなくなってしまうから。

 

しかし、今回は実家に泊まりませんか?とご提案頂き、

数秒悩んだものの、お言葉に甘えさせていただいた。

その理由は、

数年前から夢みたエーゲ海。

数年前から旅行費を貯め、

13泊14日もの旅行をする。

 

お客様と添乗員+看護師という関係よりも、

お客様と大切な友達、仲間という関係になった方が

旅のクオリティが上がる。

そのためには、少しでもお客様を身近に感じる為に、

お客様を生み育てたお母様とお話がしてみたい。

お客様が育ってきた環境を見てみたい。

そう思ったから。

 

結局、夕方6時ぐらいから約3時間、

お酒を飲みながら、お母様としっかりと話すことが出来た。

その時から、お客様のことを「泰夫さん」と自然と

呼ぶようになった。

 

約60年前に、産まれた泰夫さん。

ある日、障がい児であることが判明し、

様々な苦労をされた。

今のようにある程度成熟した社会ではなく、

一歩家の外に出るにも、

小学校に入学するにも、

理解が乏しい社会だけに、苦労の連続であり、

それを親子で、兄弟で乗り越えてこられたお話を

涙ながらにお話しいただけた。

 

泰夫さんの歴史を感じ、

泰夫さんの生きてきた道を知れた。

それだけでも、来て良かった〜っと。

 

翌日、朝5時頃から活動する私は、

やはり早くに眼が覚めて、近くを散歩することに。

 

泰夫さんが書いた「じょんならん」に書かれてある町を

色々と歩いていると、何時の間にか1時間以上歩いていた。

慌てて帰ろうとすると、

サングラスをかけた粋なおばちゃんがバイクに乗って

前から走ってくる。

 

「心配したやないの!!迷子になったかと思ったわ!」

そう言って、Uターンしていった。

 

お母様との距離も縮めることができたかな。

 

さて、いよいよ出発です。

 

小倉譲 拝

 

「じょんならん」著者:三谷泰夫

 出版社: 吉備人出版

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じょんならん


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